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Last PrintIssue

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Newsweek LAST PRINT ISSUE -Japan cnet(December 27, 2012)


 デジタル化への完全移行という、大きな決断。
 20世紀を彩った、この歴史ある雑誌の決断は、
 いったい、何を象徴しているのだろうか。
 ページを巡るたびに、微かにインクの感触を覚えた私の指先は、
 やがて過去の記憶のものになるのだろうか。
 たしかに、環境のこと、コストの合理性を考えれば、
 その決断は、当然ともいえるのかもしれない。
 しかし。ふと、ひとつの光景を思い描いてしまう。
 試合終了後の、野球のスタジアム。グリーン・フィールド。
 打球の音は聞こえない。選手達は既にベンチの奥へと消えている。
 観客もまた、ひとりまたひとりとスタジアムを後にする。
 スコアボードはもう消えていて、誰が勝者かは分からない。
 割れんばかりの大歓声が、耳にこびりついている。
 けどいまフィールドに響くのは、球場を去る観客の足音だけ。
 ・・・
 これは、ただの感傷なのだろうか。
 それとも、何か別の感情なのだろうか。
 これから敢えてマウンドに立とうとする選手におくられるものが、
 歓声か、ブーイングか、私には知る術はない。
 ともかく我々は資源という資源を貪り尽くしてきた。
 こうした感情を抱くことすら罪だといわれる時代とならぬ前に、
 何かの手を打たなければいけないことは、分かっているのだけれども。

The medical secret behind Mona Lisa's smile?

The medical secret behind Mona Lisa's smile? -BBC
At 16:14 GMT, Wednesday, 6 January 2010

Dr Vito Franco
という不思議な医師が、Mona Lisa診察した。

Mona Lisaは脂肪組織腫瘍の兆候がある」

Dr Vito
Mona Lisaをはじめ、ボッティチェリの肖像など数々の芸術を診察し、医学的なレポートを纏めたという。でも、記事にある診断は結構おどろおどろしい。もちろん言うまでもなく、それはただの仮説である。とはいえ、Mona Lisaさんもいまさらコレステロール値の心配なんかされて大変だなぁ、と思う。16世紀から微笑み続けてきたというのに。まぁ、芸術にはいろんな楽しみ方があるものです。いろんな扱い方をされるものです、と言えなくもないけれど。

憤りを覚える『誤爆』という言葉

NATO Airstrike Kills Afghan Civilians -NY Times(February 22, 2010)

『誤爆』という言葉には義憤を感じる。誤爆という言葉は殺戮の残酷な具体性を隠蔽する。

An airstrike by United States Special Forces helicopters against what international troops believed to be a group of insurgents ended up killing as many as 27 civilians in the worst such case since at least September, Afghan officials said.

アメリカ空軍による空爆が、またしても多くの民間人の犠牲者を生んだ。軍の司令官は『誤爆』という言葉を用い、遺憾の意を表明する。そして言い訳のようにその都度軍による『調査』が行なわれる。何度も繰り返されてきたことだ。アフガン大統領府は「弁解の余地はない」と誤爆を強く非難したが、それは至極当然だ。犠牲者を生む『誤爆』があまりにも頻発している。

憤りを覚えるのは、こうして空爆が犠牲者を生んだときに『誤爆』という言葉が用いられることだ。言うまでもなく爆撃が破壊する対象は建造物だけではない。そこに存在した人間の肉体を、爆風が、火炎が、衝撃が、ことごとく粉砕してその生命を奪う。一帯には血が流れ、破壊された人身が拡散する。しかし『誤爆』という言葉は、こういった殺戮の残酷な具体性を隠蔽する。いったいあの司令官は何を遺憾としたのだろう。各々の生命活動は無に返され、阿鼻叫喚の地獄絵図の中、命の尊厳は、犠牲者数という統計によって返上される。しかしアメリカ軍はこの殺戮を誤爆とアナウンスし続けている。『誤爆』という言葉は、他の多くの事実をもまた覆い隠す。犠牲となった民間人がそれぞれに営んできた生活、人間関係、絶望する家族・・・そういった具体的なファクトすらもだ。

Sweet-toothed investors eye candy bond

英チェーン店が「チョコレート債」発行、利息は商品で - ロイター(jp.reuters.com) (May 25, 2010)

非常にユニークで、遊び心ある面白いアイディア。
投資家は、現金ではなく箱入りのチョコレートで利息を受け取ることができる。

ニューヨーク市民の反応は?  New York Reacts to Osama bin Laden's Death

Live Blog: New York Reacts to Osama bin Laden's Death - The NewYork Times (May 2, 2011)

 LINKは、ウサマ殺害のニュースに対するNY市民の反応。その日ルーズベルト病院で出産したばかりの女性、9.11で救助活動にあたった消防士たち、仏教徒のニューヨーカー、グランドゼロで喪に服す人々、ブルックリン近隣のイスラム教徒・・・それぞれが抱える複雑な思いがレポートされている。

 こういったニュースを耳にするたび、思い返す言葉がある。
 それは、ガンジーが遺した次の言葉だ。

「宗教というものは、なのです。世界を見つめる、
 なぜ、右目が左目より優れていることがありましょうか。
 両目を通じて世界を見つめれば良いのです」
        ―――Mohandas Karamchand Gandhi