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TONY BENNETT

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クリント・イーストウッドが制作したトニー・ベネットのドキュメンタリー・フィルム『TONY BENNETT MUSIC NEVER END』では、名曲「霧のサンフランシスコ(I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO)」について、こんな風に語られている。
「トニーは歌詞を超えた感情を注ぎ込んだ。つまりSan Franciscoが思い出の場所とは限らない。San Franciscoは思い出の象徴なんだ。その場所がどこであれ、変わることなく存在する」
 
フランク・シナトラの偉業を引き継ぎ、デューク・エリントン、レイ・チャールズ、ハリー・ベラフォンテらと時代を駆け抜けたトニー・ベネット(キング牧師とともに公民権運動にも参加していた)が、80歳を超えてなお美声を響かせている事実は、驚くべきことだ(最近ではジョン・レジェンド、C・アギレラとも共演している!)。

50's America…Cadillacのテールフィン、James Deanのブルージーンに存在した『夢のアメリカ』。
いまもトニー・ベネットの歌声の中に『夢のアメリカ』が聞こえる。地上の何処にも存在しない、現実のアメリカではない、Golden America...。